不良で中学生なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの不良で中学生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の不良で中学生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.6 1 不良で中学生なアニメランキング1位
モブサイコ100(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (930)
4697人が棚に入れました
自己表現がヘタな超能力少年・影山茂夫、通称・モブ。
普通の生き方にこだわり、超能力を封印しているモブだが、感情が昂り、その数値が100になったとき、彼の身に何かが起こる!
インチキ霊能力者、悪霊、謎の組織……モブを取り巻く様々な人に囲まれて、彼はいったい何を思い、何を選ぶのか?
WEBコミック界のカリスマ=ONE(「ワンパンマン」)の原作を、アニメーションスタジオの最高峰=ボンズがテレビアニメ化!
TOKYO MX他にてテレビアニメ放送中! 2つのONEによる期待値100%超の青春超能力アクション!


声優・キャラクター
伊藤節生、櫻井孝宏、大塚明夫、入野自由、松岡禎丞、細谷佳正、藤村歩、種﨑敦美、佐武宇綺

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

は・か・た・の・塩 ♪

原作未読で視聴。


『強力な超能力を持って生まれた中学二年生の「影山 茂夫(しげお)」こと通称「モブ」。その生まれながらにして持つ強大な力がもとで引き寄せる様々な災いを、時にはギャグを交えてコミカルに、そして時にはアグレッシブに描く全12話の物語。』 監督は、「デス・パレード」を手掛けた「立川 譲さん」で、制作は「ボンズ」です。


キャッチしている方のレビューを見て面白そうだったのでこの作品を観てみました。 作品全体からシュールな雰囲気を感じるストレス・フリーな作品でしたね。視聴前、私はこの作品をギャグアニメだと思っていました。が、蓋を開けてみたらあらビックリ。確かにギャグ要素もたくさんありましたが、ここまで凄いバトル要素があるとは思いもしなかったですね。しかも主人公最強系でした。でも結局、面白ければ何でもいいんですけどね。


主人公のモブ君は、ストレスが「100%」に達すると怒り爆発で覚醒して手に負えないほどの強さになるのですが、そのバトルシーンが派手でカッコよかったですね。スーパーサイヤ人のような戦いっぷりでスカッとしますよ。全くカッコよくないモブ君が、段々カッコよく見えてきてしまうから不思議なものです。


モブ君の師匠である詐欺師の「霊幻 新隆(れいげん あらたか)」の名言は必聴です。そして名言を頂いたら、「詐欺師のくせに何言ってんだよこの人」と心の中で突っ込み入れてみて下さい。


この作品のギャグは、ボケに対して特定の登場人物一人が突っ込みを入れていくパターンではなくて、どちらかと言うとキャラクターの表情や動きで笑いを取っていくパターンが多かったですね。また、同じギャグを何度も繰り返す「天丼」などの手法も見られました。(霊幻新隆の必殺技シリーズなど)なお、私の個人的な好みですが、花沢君の落ち武者の話の回が好きでした。その後の妙に盛り上がった不自然なヅラ姿も面白かったですね。今でも思い出し笑いしちゃいます。


この作品は、ストーリーもシンプルですしエロ要素もほとんど無いので、老若男女が楽しめるものだと思いました。最終話は二期がありそうな雰囲気で終わったので、是非やってほしいところですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 42
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

モブ君と霊幻さんの掛け合いが面白い、超能力アクション&心霊ギャグ

モブこと影山茂夫君と、その師匠であり、自称霊能力者、もとい詐欺師?の霊幻新隆(れいげんあらたかと読む)さんの師弟コンビが主役のアニメの様です。

1話冒頭から遺憾なく発揮される、モブ君による色彩豊かな花火の様な超能力表現が取り分け目を引きました。それにしてもお強い。殆ど無敵キャラですね(笑)。

純朴で静かなモブ君と、大口叩きでありながら常にテンパリ気味の霊幻さんの掛け合いは、古典的なギャグと言い切ってしまってもなんら語弊は無いと思われますが、絵柄の面白さも相まってかなり笑かされました。

奇抜なキャラデザなので、背景からキャラが浮いている様に見えてしまう場面もいくつかありましたが、ちらっとだけ心霊スポット探索でもしている様な気分にもなれましたので、この作品の持ち味として概ね受け止められました。(1話トンネル入り口付近の背景が特に。2話以降はキャラが背景に馴染んでました。)

それにしてもモブ君と霊幻さんの関係は謎です。自称霊能力者として、依頼があれば片っ端から危険な場所に足を運ぶであろう霊幻さんが、本物の霊感のあるモブ君と出会うという事も、無きしも有らずと思われますが、なぜに師弟関係? 今後の展開で明らかになるのかも知れません。

あとちょっと心配なのは、霊幻さんの嘘がいずれバレてしまうかも知れないと言う事。(1話から結構際どかったので、あるいはモブ君はもう知ってるかも)それでもモブ君なら涼しい顔で許してくれる気がします。そんなオーラをまとっておられる底知れぬお人です。

以下は各話の感想

~3話~
{netabare}
怪しげな宗教団体「(笑)=かっこわらい」とその教祖エクボ現る。正義感溢れる新聞部女子、米里イチさんも登場。そしてついにモブ君が100%に!?

(笑)の教義とは無理にでも笑い顔を作る事で、形から入って本当に笑える様になるというもの‥。悩みの原因を究明しないで表層だけ取り繕っても何も変わらない事は明白です。お仲間達に守られている間は笑っていられるかも知れませんが、独りぼっちになった時、付け焼刃の幻想はぽっきりと折れてしまう事でしょう。

ジョークの様な話ですが、こんな事を真面目に演説している政治活動家が現実にいたりします。もしかしたら新興宗教団体の中にもこんなのがあるかも知れません。似た感じのはいっぱいあります。何というか‥現実の方がヒド過ぎる‥。モブサイコ作中でもれいによっていんちきでした。

2話、3話と続いて、利己的な思惑があるにせよ、霊幻さんの言う事に説得力が加わってきており、モブ君の事を心から心配しているような節も見受けられました。前回のマッサージの腕前といい、かなりの勉強家の様ですし‥(笑)。これなら超能力が使えない事がモブ君にばれてしまったとしても変わらず師匠って言ってもらえる気がします。
{/netabare}
4話、5話
{netabare}
肉体改造部に入部し、新たな自分を見出そうとするモブ君ですが、塩中と黒酢中の不良同士のケンカに巻き込まれてしまいます。初登場となるモブ君以外の超能力者、花沢輝気(テル)も現れ、ギャグ色が大幅に減り(絵柄とかで笑える所あるけど‥)若干バトル物の様相を呈してきました。

初登場時では画で笑わせる印象の強かった肉体改造部の人たちですが、今回では部員思いの優しくも熱い面を爆発させます。もはや肉体改造というレベルじゃない? まるで暴風雨が吹き荒れた様に、瞬く間に不良たちを平らげてしまいました。

続くクライマックスのモブ君とテルの戦い。能力の優劣を付けんとモブ君に戦いを強要するテルに対して、超能力で人を傷つける事を自身に許さないモブ君は身を守る事にのみ徹します。窮地に立たされながらも、あくまでもテルに対して超能力を行使しないモブ君の姿に私は彼の本物の強さを見ました。相手の土俵には決して上がらず、あくまでも自分の信念を通すモブ君、何者にも屈しない確固たる個性があったのではないでしょうか? 超能力が無くともモブ君は空っぽの人間ではないのです。

競争社会の中で自身の価値を、他者との比較、上下、優劣と言った一方的な価値観でしか見出せずに苦しんでいる全ての人達に観てもらいたいお話と思いました。

より強い力を求む者、力が無ければ何かを守れない? その何かとは何でしょうか? 守っているのは本当は国とか家族とかじゃなくて、本能とか呼び習わされている生物の遺伝的特質、あるいは犬も食わぬ様な卑屈なプライドの塊とか何かではないでしょうか? 私はどちらかと言うと後者だと思います。バトル展開は好きではないですが、物語、キャラの台詞に魅力を見出せる良い回でした。(回想シーンの霊玄さんも‥)

前回から暗い影が差すモブ君の弟の律君の事も気になりますが、次回からはまた初期仕様に戻るとの事、このままバトルものにならないでほっと安堵。霊幻さんの出番が戻ってくる事に期待したいと思います。
{/netabare}
6~8話
{netabare}
前回の次回予告では初期仕様になるとの事でしたが、6、7、8話とかなり違っていました。ギャグ少な目で、あってもビジュアル面とか申し訳程度、霊玄さんの依頼引き受けパート(多分マッサージパートともいう)も取って付けた感じで、同じネタの使い回しもあり、私的にあまり楽しめず、ちょっと残念でした。

お話全体も暗さと暴力性を帯び始め、律君の迷走、不良同士の抗争、悪の組織の登場など、どちらかというとバトルものにありそうな展開が続きます。ゆる~い心霊ものとしての初回の雰囲気からどんどんと離れていってしまいました。

バトルといえば5話のテル回ですが、この時はまだ、モブ君の力の放棄とテルの孤独感が絡み合い感動的なドラマを作り出していましたが、8話はもう、不良漫画とかドラゴンボールみたいな完全なバトルものになってしまっていて、殴ったり蹴ったりの応酬が殆ど。不良を"ガキ"呼ばわりする大人も子供。大人の私にはただただ痛々しい印象が残るだけで、ドラマとしての魅力が全く感じられませんでした。モブ君の超能力で人を傷付けまいとする信念はどこに‥という疑問も‥。律君の為だから仕様が無い気もしますが‥。

8話終幕、モブ君とテルが同盟を結ぶ展開は良かったのですが、これもバトルものではお約束の展開‥‥。それにしてもテルのあの頭、面白いのは分かったから、もう初期仕様に戻しても良いのではなかろうか‥?

次回もバトルが続くようです。
{/netabare}
9話
{netabare}
律君救出のお話。ますますバトルものの様相を帯びてきている気がしてなりません。悪人の性格もみんな似たり寄ったり、暴力で脅して言う事を聞かせるタイプ‥。序盤はギャグとか会話劇が多めのアニメだったのに、一旦バトルものの色に染まってしまうと物語の描き方の安易さからそこから抜け出せないものなのでしょうか?

古くからあるジャンプ漫画のパターンそのままなので、あまりにも進歩が無いなぁと今回も残念な内容でした。
{/netabare}
10話
{netabare}
今回もまたバトル回。特徴的な画風を除けば、古典的なバトルものの展開を辿っている様にしか見えませんでした。戦いのけりが短時間でつくのは、見ていてストレスを感じなくて良いけれど、バトル前には期待させて、"あっさり敗北(もちろん敵が)"のパターンは前回から繰り返しでした。視聴者に爽快感を与えたい為なのか、無意味に敵の数が多い様な気がします。

終幕には長らく出番の無かった霊玄さんの姿が! まさか、ウソでしょ?

続けて視聴してみようと思います。
{/netabare}
11話
{netabare}
颯爽と現れた霊玄さん。自信あり気な態度とお得意の口車で「爪」の構成員たちを懐柔、大いなる張りぼてのカリスマをかざし、アジトの奥へと進みます。

「爪」幹部を目前にしても一歩も引かぬ姿勢、非超能力者でありながら、こすい大人の言動と姑息極まりない戦法で相手との力量の違いをものともせず善戦? 爪の超能力者達を"大人になれなかった子供"と断じ、モブ君を連れ帰ろうとする霊玄さん、堂々たる迫力がありました。6話から脈々と続く、幼稚なバトル過多のエピソード全てを布石と錯覚させる程のインパクトがある展開でした。

‥でも、いくらなんでもご都合過ぎる? 冷静に見たら古典的なギャグ描写満載の陳腐な展開と言わざるを得なかったのかも‥。まぁ、今回の主役は霊玄さんだし仕方ないのかも‥(笑)

そして後半パート、「爪」アジトから脱出を試みるモブ君と律君、テル、霊玄さんの4人。人を傷付ける罪をモブ君に負わせたくない霊玄さん、その決死な行動がモブ君の"何か"を再び目覚めさせてしまいます。

ギャグ、シリアス、存分に入り混じった、久々の充実のお話でした。
{/netabare}
12話
{netabare}
最後は結局モブ君が?と思っていたら意外や意外、今回も霊玄さんのターン!

モブの信頼を経て力を得た霊玄さんの無双振り、非常に痛快でした。「没収」と桜威の武器を奪ったり、「人と話す時はマスクを外しなさい」とばかりに遺志黒のガスマスクを引っぺがしたり、あらゆる超能力を無力化しつつ、最後は説教で止め。これが師匠の実力なのか!?

霊玄さんは自らを"庶民"と称し(ほんとは詐欺師だけど)その庶民の力に及ばない幹部達をも庶民と断定。圧倒的な力の差を持って説き伏せるやり方は強引この上ありませんが、結果的には彼らを無力化してしまいました。口車の上手さはやはり大人?もとい詐欺師? まぁ、それで言い負かされてしまうというのが「爪」という組織のへぼさとか薄っぺらさなのですが‥。

とは言っても、「爪」幹部達の持つそれぞれの個性とか力はやっぱり特別なものなので、そこら辺は認めてやって欲しかった気もします。力の強さがどうのとか、上下の話ではなくて‥。でもそれは彼らが後で冷静に見つめていくべき所なのでしょう。

ボスの遺志黒については自己愛の塊の様な人で、人を見下し認めず、その癖自分は認められたいという、力の上下でしか人を評価する事の出来ない、最も幼稚な思考の持ち主であったという印象を残しました。正体が‥‥であったという事も殊更その印象を際立たせています。人をサルと蔑む一方で、人から認められたいというのは矛盾する考えで、この遺志黒という人、実は自分がつまらない人間であると言う事を内心知っていて、それを認めたくないだけなのかも知れません。最後まで抵抗し続けた悪霊使いの人についても多分同じ様な思考の持ち主なのでしょう。

エピローグ、鬼瓦と生徒会長、律君の問題についてのお話があります。リコーダー事件を経て精神的に成長した鬼瓦の、"自業自得の部分もあった"と事件当時を振り返るさわやかな台詞と共に、かなり非道な事をした生徒会長と律君は快く許されました。人の罪を責めない態度、度量、立派でした。いいやつです。

最後の最後、オマケのツチノコ捜索はかな~り久し振りの日常ギャグ回。1話から先、特に成長していない移り気でイイ加減な霊玄さんと、大きく成長したものの、いつもと変わらぬ穏やかさをもつモブ君の姿が見られました。

ここで終わってしまってもいいかなと思える物語でしたが、バトルものというのは後に控える敵を常に用意しておくもの。まだまだお話は続く様です。

もし2期があったら、初回近くのお話とか上記のオマケみたいな日常パートとかギャグを大目にして欲しいけど、どうなるのでしょうか? 漫画未読なので分かりませんが期待したい所です。
{/netabare}

押切蓮介先生の漫画とかに見られる様な、※幽霊+ギャグという意外(むしろ今や定番?)な組み合わせに面白さを見出せる作品でしたが、途中からバトルものに? 初期仕様に戻って欲しいけど無理なのだろうなぁ‥。

最後まで観終えて。紆余曲折ありましたが、最後は初回の雰囲気に元通り。全編を通してみると、とても楽しい作品でした。

※:でろでろ、プピポーなど、面白おかしな妖怪、幽霊もの。幽霊ものじゃないけれど、押切蓮介先生は時代設定を90年代に据えたゲーム漫画「ハイスコアガール」の作者としても結構有名。諸事情で連載停止状態でしたが再開された様で良かったです。

※作画の過大評価は1話冒頭のモブ君のスゴ過ぎるESP描写によるものです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

最強の超能力者が普通の人なら、他の誰も特別なんかじゃない

2016年夏放送のTVアニメ全12話。
漫画原作。未読です。

全体的なアクの強さ、お約束もありつつ王道をそれとなく外したストーリー、それでいて一貫したテーマ性が魅力。
脚本、演出、作画、音響、演技など非常にバランス良く、質も高い穴の無い作品です。
あと子どもが可愛らしいw

原作者が同じワンパンマンが面白かったので迷わず視聴。
ワンパンマンも質が高く面白かったですが、個人的にはアクの強い本作の方が好きかも。
ワンパンマンとの共通点は「最強の能力を持つ主人公の悲哀」「登場するキャラクターの個性の豊かさ」、相違点は「ヒーロー(特別)でありたいか普通でありたいか」「特殊能力者と普通の人々を分けて描写しているかどうか」というところでしょうか。
お互いがお互いのアンチテーゼ的な側面を持ってもいるので、両方視聴するとさらに楽しめるかもしれません。

{netabare}
キャラクターが個性的で、能力の違いと考え方の違いが両方描かれているのが面白く、超能力者も非能力者も一筋縄ではいかない魅力があります。
見た目と中身のギャップ、自己あるいは他者からの評価と能力のギャップがきちんと描かれ、それでいて解りにくくならない絶妙な匙加減が良いですね。
特に男の子たちは頑張り屋だったり悩みがあったり屈折していたり、とても魅力的でした。

作中では最強と思われるモブが、他人から見れば特別にもかかわらず普通でありたいと願っているため、他の登場人物たちは自身を凡人と認識せざるを得ないという皮肉が面白い。
超能力者だけでなく、非能力者が生き生きと描かれているからこそ、モブの願いも身近に感じられます。
特に影山家の一般家庭の雰囲気がとても好き。
モブと律の力を普通に受け入れる両親のおおらかさがこの二人を育てたんだなと思えます。律の反発も葛藤も受け入れるモブの懐の深さや、律の抱える人間らしい悩みと優しさ、兄への複雑な心理もとても自然だと感じました。

師匠の「嫌なら逃げてもいいんだよ!」という台詞には凄く同意しますね。
自分で決断して超能力を使い敵を撃退するならまだしも、周りの状況に流されて人を殺めでもすれば、モブの心に深い傷が残るのは容易に想像できます。
その後モブの力のおかげとはいえ、敵に正論をぶつけて何とかしてしまうのは師匠らしいし本作らしいw
師匠がモブを庇って矢面に立つシーンは毎度非常に格好良いわけですがw

本作の場合大人達(年長者達)は、子どもが自分のペースで成長していく状況を見守っているので、普通のバトルものと少々印象が違うかも。モブが今持て余している超能力と溜め込みがちな感情を制御するまでに成長できるかが、本作をスリリングにしています。
それにしてもテルや律のほうがより大きく成長しているところを見ると、モブって本当に不器用なんだなあw

毎週視聴していた時には、前半の人間関係がらみの部分が面白いと感じていたので、後半で爪が出てきてバトルが増えた事で、本作の魅力はそこじゃないと感じて少しモヤモヤした部分もありました。
ですが二周目を視聴して思ったのは「どんな人も皆普通」というキーワードでよくまとまった作品で、それが日常を舞台にするのか、組織犯罪に巻き込まれる危険な状況を舞台にするのかの違いでしかないということ。テーマ性がはっきりしていて最後までブレませんでした。
でもやっぱり日常が見たいです。最終話のツチノコ事件が日常に引き戻してくれて個人的にはとても好き。ONE作画がちょっと可愛いと思ってしまったw

最後に敵ボスの顔見せがありましたが、2期決まっていない状況で伏線のようなものを入れるのはどんなアニメでも私はあまり好きじゃないかも…。

ただ、評判は良いようなので2期期待しておきます。{/netabare}
(2016.12.22)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

67.7 2 不良で中学生なアニメランキング2位
史上最強の弟子 ケンイチ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (325)
2113人が棚に入れました
高校1年生の白浜兼一は入学早々空手部に入部するが、そこで上級生のいじめに遭ってしまう。そんなある日、兼一は転校生の風林寺美羽と出会い…。

声優・キャラクター
関智一、川上とも子、有川博、石塚運昇、能登麻美子、石丸博也、二又一成、小杉十郎太

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まさかの2期が始まったのでおさらいとして

あらすじ

いじめられっ子の主人公白浜兼一が
女性武術家風林寺美羽と出会い、
信念を貫くための強さを手に入れるために
様々な武術を極めた達人が共同生活をしている
道場・梁山泊に入門し、
数々の敵味方との出会いと梁山泊での修練によって
肉体的、精神的成長を遂げてゆく物語という感じ



感想

ずっと期待していたけど諦めていた2期が始まったんで
1期見てない人のために軽いおさらいとして
説明しておこうかと思います


全50話。結構面白い内容でした。
長い話数でしたが特に飽きることなく
見ることができました

軟弱男子がヒロインと出会い、
修行を重ねながら強敵へと向かっていく話です。
こうゆう最初弱い主人公が成長して強くなる話
僕は大好きですね♪

それにエロい要素というか
お色気要素があって
そうゆう意味でも楽しめる作品でした

でも勘違いしてほしくないんですが
決してエロいだけの作品ではなく
あくまで作品を楽しむ上での
一要素でしかないということです

エロが嫌いな人でもちゃんと
バトルがしっかりしてるので
楽しめる作品となっているので安心していいです

面白かったのは、個性のある師匠達とユニークな修行方法。
また、各対戦相手との戦法もいつも違っていて
飽きのこないものとなってました。

日常のほのぼのした話も描かれていて
それとバトルのバランスも良かったと思う
仲間との絆も徐々に築かれていくし、
熱いし心温まる物語だと思う。

バトルシーンも結構よくできていると思う
武術、武道に対する考え方、
用語はかなり的を得ているのに驚きました。


2期期待してるんですが
無理なんでしょうかね?
原作はかなりストック貯まっているはずですし
ここからさらに主人公が強くなって
面白くなるところなので是非2期作ってほしいです

↑と思ってたんですが来ましたねw
予想外でしたが嬉しいです♪
2期本当に楽しみです!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 47

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかで笑える成長劇。素直に面白い!

最強の師匠たちに武術を教わることになった、いじめられっ子でひ弱な主人公・ケンイチ。
次第に学校のチンピラどもに目をつけられ、噂は広まり、連日戦いを強いられるハメに。
ケンカを通してチンピラたちを改心させながら強くなっていく成長劇。

週刊少年サンデーの人気連載漫画原作。
努力・根性・友情をストレートに描いた単純明快なストーリーです。
絵柄は少年向けで、ワザとらしいキャラデザは分かりやすいというか安っぽい。
女キャラは巨乳ちゃんばかりの、かなり雑で古風な萌え。おっぱいのゴリ押しw
原作譲りのキャラデザはかなーり微妙です。絵の安定感もありません。
ケンカ物語なのに大事な格闘シーンにキレがなく、見せ方も難あり。迫力があるとはいえません。
当時の水準で見ても作画は見劣りするレベルです。

しかし、それでもこの作品にはそれを補ってあり余る魅力があります。
数ある王道系の中でもこれは面白いっ!と贔屓したくなるほどこの作品が好き。
ケンイチの弱っちいながらも健気に努力する姿を見ると勇気が湧いてくるし、元気になれる!
キャラ立てが抜群に上手く出来ており、キャラの言葉がちゃんと心に響いてきます。
成長劇なだけに内容は明るくポジティブ。ギャグも多く、賑やかで笑いが絶えません。
ケンイチの声は関智一さんが演じており、好感の持てるキャラの印象と非常に合っています。
他の声優の配役も良い感じでした。(唯一、能登さんはセリフ少ないキャラなのが残念っ)
スポ根系王道としても勿論、ストレスフリーなので気晴らしアニメにもおススメ。
一期OP主題歌「Be Strong」のアップテンポな曲調、本編と合ってる歌詞の良さは異常。

個人的なお気に入りは、ケンイチの弟子入りした道場・梁山泊(りょうざんぱく)での生活。
外界とは完全に隔離された特殊な環境で師匠たちにもみくちゃにされ、ひたすら努力するケンイチ。
最強であるが故に常識の通用しない、規格外の思考回路を持つ師匠たちの行動・言動がかなりツボりました。「あえて足場の悪いところを通りたがる」ような格闘キャラによくある、中二臭い性質がギャグ視点でよく描かれており、当の本人は真面目にやってることなんだろうけど・・傍から見たら絶対ヘン!という健常者(?)の感覚を絶妙に取り入れている。
身におぼえのある環境と人種だったので、なおさら笑ってしまいました。
ギャグにしていますが、実際あるあるだったりするところがまた恐ろしいw
ケンイチの弱音の意味すら理解できない?彼らの強さに時々学ばされることも。
ためになる話なんかも意外に多い。侮るべからず、です!

でも原作に手を出す気にはなれません。すごく好きなんですけど。
強敵を倒したら更なる強敵が出てきて・・というワンパターン展開がやはりネックです。
良くも悪くも王道といったところでしょうか(笑) 50巻以上ある原作に手を出して幻滅したくないのかも。
だからアニメでお腹いっぱいですw 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

NOIZUZION さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男(俺)のロマン詰め込みアニメ

個人的に、武術とかあこがれてる僕です(^O^)/
皆さんもそうじゃないかと勝手に思ってますwww

原作を知って、見てみたい!!と思ったんですが
漫画の絵が好みじゃなく・・・(ファンの方すいません)
アニメは絵が少し違う!!と思い視聴しました。

いやー面白かった。
キャラもみんな個性があって良かったです(^◇^)
主人公の性格がいやだと思う人がいるそうですが。僕はそうは思いませんでした。
沢山いる師匠達はみんなかっこよかったです。

史上最強の弟子ケンイチって
史上最強の弟子、ケンイチとも取れますし
史上最強の、弟子ケンイチとも取れますね。
こういうタイトルに工夫してあるのは大好きです!!

やっぱり武術好きとしては、かっこいいアニメですwww
実際にできる技ばかり、(でも見た後に友人に試してはいけませんよwwwマジで怪我しますから)

ストーリも面白かったです。しかし、王道過ぎて先の展開が読めてしまう・・・
あーこうやって出てくるキャラは、確実に黒だなとか、簡単にわかってしまいます
しかし、燃える展開が多かったです王道最高!!(さっきと言ってること違いますね(・.・;))

武術とかに興味あるなら絶対面白い!!
興味無くても、面白い!!・・・・と思うアニメです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

65.8 3 不良で中学生なアニメランキング3位
美鳥の日々(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (261)
1455人が棚に入れました
「悪魔の右手」を持つ男、「狂犬サワムラ」と呼ばれ周りから恐れられている高校生・沢村正治。
彼女がいるバラ色の高校生活を送ることを夢見ているのだが、その悪評ゆえに女性は皆恐れをなして逃げてしまうため、まともに女性と話すこともできず悶々とした日々を送っていた。
そんなある日、正治の右手が突然女の子に変わってしまう!?その女の子は春日野美鳥という正治に片思いをしていた女の子で、内気な彼女は正治と付き合いたいという思いを長い間遂げられないまま過ごしており、そんな自分から逃げるように魂だけ正治の右手に乗り移ってきたのである。晴れて右手が恋人(…?)になった正治だがこの状態で学園生活を送ることになるのだった…。

声優・キャラクター
谷山紀章、中原麻衣、高木礼子、釘宮理恵、野島裕史、田村ゆかり、うえだゆうじ、湯屋敦子、大原さやか、大本眞基子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

湘南モノレールで立ちすくむ美少女が、OPでは大暴れ 可愛すぎるヒロイン

2004年放送のテレビアニメ 全13話

原作 井上和郎 監督 小林常夫 キャラデザ 楠本祐子
制作 studioぴえろ

原作の井上さんは宇都宮市の人であるが、監督の小林さんが神奈川の人である。
監督の我儘がまさに奇跡のコラボ。
このアニメの半分は湘南モノレールとその周辺の風景描写であるといっても良い。
大船から鎌倉にかけての実在の街並みが美しく描かれている。
とくにEDを見てほしい。湘南モノレール乗りたいでしょw。
もちろんほとんど人が主張するようにOPは素晴らしい出来です。
大船の人は幸せです。これほどの地元振興アニメなどそうありません。

春日野美鳥 CV中原麻衣
沢村正治 CV谷山紀章、斎藤千和

少年サンデー連載のコミックであるが、深夜アニメと言うことで監督が張り切ったのか、乳首や全裸シーンが描かれてしまった(笑)
そんで、少年少女にこそ観てもらいたい優れたプラトニックラブストーリーであるため、夕方放送を強行(再放送)したため大変な修正が(笑)

子供が見ても大人が見ても良いものは絶対良いのです。

なんという美鳥の可愛らしさであろうか。もう言葉も無い。
そしてEDの切なく立ちすくむ実体の美鳥。
コミック連載中のアニメであるが、完全に独立した物語として安心して観れます。
放送後13年、コミックも終了した現代でも全く輝きを失わない。

点数は高くはありませんが、これは名作です。万人にお勧めします。
女性の方も安心して観られる美しいプラトニックラブストーリーです。

感動です
 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

CMCM さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おもわずにやにやwww

みなさんの評価の通り王道のラブコメでした!!
少し昔のアニメで作画はぬきにして・・・
相手が体の一部になるという目線での作品は面白かったです。

1クールの作品だったんですけど、最後の1話につめてしまったのがもったいないと思いました。
ネタバレになるんでなるべく控えますが・・・
最後にあの展開をもってくるなら、それからの話がもうちょっとふくらんでいけたかな!?と個人的には思います。

ただ、内容的にもキャラ的にもよかったので最終話からの展開をつくればおもしろかったのに~というところが歯がゆいところでした!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

ああ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

センチメンタル

右手が女の子になっちゃうというかなりイロモノ的な設定ですが、内容自体はいたって王道。原作未読です。

作画はもう古く、作風も古いため最近のアニメに慣れてる人には見づらい部分もあるかもしれないです。

僕は、最近のアニメも好きですが古い作品も好きなので全然大丈夫でしたし、ある意味最近では見れなくなったといえるラブコメでとてもよかったです。このアニメ放送当時はおそらく原作漫画は連載中だったんでしょう、アニメの終わり方は少し微妙だったかなと思います。というか序盤と終盤は見どころがあったんですが、中盤は個人的にあんまり興味をそそられない内容だったのがすこし残念でした。

せっかくの奇抜な設定なのでもっと踏み込んでほしかったし、主人公格の美鳥ちゃんと正治くんはお気に入りだったので二人に関する話だけでよかったかなという気はしました。

作中数人関係してくる人はいますが、最近この作品のように1対1のラブコメがあんまり見れないことを残念に思っていたのでそういう点ではとても満足でした。

ちょっと最近のアニメの作風に飽きてきたなと思った人は、原点回帰とまでは言えませんが、この作品はまた新鮮な気持ちで楽しめるかもしれません。おすすめです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

73.1 4 不良で中学生なアニメランキング4位
こどものおもちゃ(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (177)
1145人が棚に入れました
『こどものおもちゃ』は小花美穂による少女漫画作品、またはこれを原作にしたテレビアニメ。略称は「こどちゃ」。人気タレントである少女と、そのクラスメイトで大問題児である少年を中心に進むドタバタ学園ストーリー。本作は、1996年から98年にかけてテレビ東京系にて放送された人気アニメ「こどものおもちゃ」の後半、中学生編。集英社刊『りぼん』に連載された小花美穂による原作コミックを「おじゃる丸」の大地丙太郎監督がアニメ化し、大地監督の代表作と言われるほどの高い評価を得た。アイドルタレント・倉田紗南の波乱に富んだタレント人生と学校生活を中心に、いじめや離婚などアニメでは扱いにくい問題も丁寧に描いている。芸能界という舞台設定から実在芸能人も多数出演。準レギュラーとしてぜんじろうが出演していた他、TOKIOの松岡昌宏、篠原ともえ、ショッカーO野、声優(綾乃花丸小路智美)役で西村知美が出演している。また、八嶋智人も端役で出演。

声優・キャラクター
小田静枝、木野花、内藤玲、天野慶子、中崎達也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こどもだってこどもなりに、こどもだからこそ悩んでいます

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
以前、「12歳。ちっちゃなムネのときめき」を視聴断念したのち、レビュー(笑) こっち「は」良い作品ですよ♪

同じように断念した方に、少女漫画原作にも、似た設定のアニメにも、良い作品はあるから観てほしくなりました(古いアニメなんで作画は完敗ですが)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公やヒロイン達は、「12歳。」と同様に、12歳の小6。また、同じように、恋愛に迷走していきます。

しかし、根本的に違うのは、「こどちゃ」は、その表題通り、「こどもの恋愛」を「こどものおもちゃ」として、捉えている点。つまり、「恋愛ごっこ」である自覚。

登場人物達も、「恋愛ごっこ」であることに薄々気づきながらも、付き合ったり別れたりします。しかし、その中で、「本当の恋愛」を見つけていきます。付き合ったり別れたりも、じっくりと長い時間やエピソードを重ねていくので、感情移入ができるのです。

ラブコメっぽいですが、実はシリアス系の恋愛モノです。

彼ら、彼女らは、全員が(大人によって負わされた)心の傷を抱えていて、それが、微妙に歪んだ人間を形成しています(そこをどう乗り越えていくかも見所のひとつ)。

終盤、「あの人物がああいう状況になるのは」、胸が苦しくなりました。

小学生ならではの、不安定な心情を上手く書ききり、と同時に、ドキッとさせられるような大人びた発言もします。確か、原作を読んだのは中学生くらいでしたが、今でも内容はバッチリ覚えています。

私は原作→アニメなので、原作の方が感動できましたが、アニメも十分におもしろい!

一方、「12歳。」は、冒頭で「大人でも子供でもない」って言ってましたが、、、なんだろう? 大人が偏見混みでみた子供って印象で、「アニメじゃない」って歌ったのに一番アニメアニメしていた、ZZみたいでした(いや、ZZにも良さはありますが)w

少し話がそれましたが、私の知る限りの少女漫画で、一番胸が切な苦しくなりました。いや、個人的には「NANA」より切なくなりましたよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

a123_22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これが小学生の話ですか?

すーと前から見てましたが、最近ようやく全部見たので書きます

一言:おもしろいです

最初はギャクアニメと思ってみてました

1話からテンションで高いアニメですね、笑いすぎてお腹がもちません

そして一転してシリアス、これもまたいいですね

本当に小学生のアニメですか?

すごく長いので、時間ある方は見て損しないと思います

前半:小学生、爆笑

後半:中学生、三角関係

最後に、レイとのり子の関係が気になります

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

mxx さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

紗南ちゃんに元気をもらえます(*´∇`*)♡

子供の頃アニメ見てました!こどちゃ大好きです♡
ほとんどギャグなんですけど、シリアスな部分もあります。子供の視点で問題を解決?してくような\(°ω° )/
改めて見てみると、そーゆう内容だったのか!ってのがどんどん出てきましたが、紗南ちゃんにゎ癒されるし、元気もらえます(ง •̀ω•́)ง✧小さい頃ゎ明るくて元気な紗南ちゃんに憧れてたなww
漫画いつも途中で断念してましたが、今度こそ最後まで読んでみます(*゚v゚*)!!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

71.2 5 不良で中学生なアニメランキング5位
魔入りました!入間くん(第2シリーズ)(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (107)
433人が棚に入れました
アニメ「魔入りました!入間くん」は、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店/西 修 著)にて、2017年3月より連載中のコミックスで累計発行部数120万部を突破する人気作品。本作は、ひょんなことから魔界の大悪魔・サリバンの孫になったお人好しの少年・鈴木入間(CV:村瀬歩)が、数々の魅力的な悪魔たちと織り成す、楽しく愉快な魔界スクールライフコメディ。週刊少年チャンピオン50周年を迎えるタイミングで待望のアニメ化が決定、2019年に第1期が放送された。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

普通に少年向けアニメ(← 良い意味で)

最初のシリーズが2クールあって、それを受けての2期目。1期目終了時点で映像付きの2期目の予告はされていたので、2期目制作自体は1期目の時点で決定していたんじゃないかと思われます。

2021年1月開始予定が新型コロナ禍の影響なのかずれてしまい、4月開始となっています。

1期目も毎回観ていましたが、この2期目もこれを書いている時点で第13話まで欠かさず観ています。

突発的に観る視聴者も想定して冒頭にはただの人間であるはずの入間くんが魔界にいる経緯、悪魔学校バビルスについて、そして最近の話数でのエピソードのダイジェストが毎回入る親切設計になっています。
(ただし「入間くんは両親によって悪魔サリバンに売り飛ばされた」という件は、2期目の冒頭ダイジェストでは繰り返されません。さすがにちょっとヒドいという判断が働いたのか…?)


週刊少年チャンピオンを定期的に読まなくなって久しいので原作は読んでいませんが、誌名に「少年」と入っているわりには想定読者年齢は高めを想定していそうなチャンピオン連載陣の中にあって、小学生が観てもちゃんと楽しめそうな感じがします。

主人公の入間くんも14歳で、中学生相当ということで高校生主人公も多い少年漫画の中では、年齢は低めかも。

絵柄的にはコロコロコミックとかに載っていても違和感がなさそうな、子供向けギャグマンガ風のポップでカワイイ感じです。

土曜の夕方にNHK Eテレで放送されるだけのことはあって映像面も含めて内容はわりと穏当で、肌色成分はほぼ皆無です。

内容的には入間くんを中心として、アブノーマルクラスを含むバビルスの生徒による青春+ライトなラブコメといった趣で、入間くん自身の成長も描かれています。

ギャグ風味ですが、わりと王道を行く少年向け作品という感じですね。作画面ではこの作品なりの基準みたいなものは常にクリアしていて、そこへの不安感はありません。

ビジュアル面についてはこういうキャラクターデザインは好みではないという人もけっこういそうですが、アメリ会長やクララなどの女性キャラクターを始めとして、メインのキャラクター達はビジュアル面というよりは性格的にけっこう魅力的に描かれていると思います。

追加キャラのアリさんの今後の活躍にも期待しています。

そして、相変わらず入間くんやサリバン理事長に振り回されているカルエゴ先生が不憫だ…(笑)。

2021.9.16追記:
最終回まで試聴終了。バトルあり、デート回ありで終始楽しませてもらいました。3期目の制作も決定したそうで、おめでとうございます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

予想以上に面白かった

一期の評判が良かったので二期から見始めました。

{netabare}
夕方アニメ(?)なこともあって一期を見ていなくても楽しめる作りになっていて、序盤はそこまでだったけど、キャラを覚えてくるにつれて、めっちゃ面白く感じました。

夕方アニメなのに、結構テンポがよくてダレずに見られるし、キャラも全員しっかりと立っていていい。
ギャグ寄りだった悪周期編や家庭訪問回も当然面白かったし、結構シリアスだったり戦闘寄りだった遊園地編も面白かった。
一クール目のコメディ調の話が面白かったので、遊園地編で戦闘が本格的になるのかとがっかりしたけど、そのシリアスもしっかりと面白くて本当にいいアニメだった。戦闘回の最後ではちゃんと入間が主人公っぽく活躍してくれたし。

優しいキャラが多いのもプラス。
主人公の周りがみんないいキャラなので、安心して見られるし、アメリとのデート回みたいなほっこりとする回もあっていい。

個人的にカルエゴ先生が一番好きだったかな。
一番かわいいのはクロム

一話毎評価(13話~)
{netabare}
13話 10/10
14話 7/10
15話 7/10
16話 10/10
17話 9/10
18話 10/10
19話 5/10
20話 10/10
21話 9/10

曲評価(完全に好み)
OP「No!No!Satisfaction」8.5/10
ED「ココロショータイム」8.5/10
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

64.9 6 不良で中学生なアニメランキング6位
きんぎょ注意報!(TVアニメ動画)

1991年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (61)
431人が棚に入れました
藤ノ宮千歳は「都会ノ学園」に通うお嬢様だったが、実業家の父親の死により財産を失い、唯一家宝であり幸運を呼ぶピンクの空飛ぶ金魚の「ぎょぴちゃん」だけを連れて「田舎ノ中学校」に転校する。その田舎ノ中学は廃校寸前の貧乏中学で、牛や鶏などが生徒として机を並べる田舎ノ中学とその中学に通う奇妙にエネルギッシュな生徒たちという環境に、千歳はこれまでの生活との激しいギャップを感じる。しかし、ひょんなことから弁護士である田中山が父親の遺産をくすねていた事が発覚し、千歳は田中山から遺産を取り戻す。その遺産で都会ノ学園に戻ることもできたが、千歳はその遺産で田舎ノ中学を建て直して「新田舎ノ中学校」とし、その理事長兼生徒会長になった。新田舎ノ中学校を都会ノ学園に負けない知的で品のある校風の学校にしたい千歳だが、生徒は相変わらずで、手を焼く毎日を送るのだった。

声優・キャラクター
かないみか、松島みのり、高田由美、塩屋翼、飛田展男、宮内幸平、潘恵子、掛川裕彦

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

わぴこの元気予報

セラムン全盛期におなじなかよしから猛烈な個性を放ったギャグアニメ。

アニメ版は特にぶっとんでいる。ぎょぴちゃんしゃべるしさぁ。けっこうしらないひと多いけど。

とにかく『ポテチ』と『焼きそばパン』がフィーチャーされた。
この作品の登場まで「ポテチ」なんつう言語は東京ではあまりきかなかった。コンソメとかウスシオとかな。そういう呼び方。
ポテチと言わない地方でもそういうようになったときく。
そして全国の学校の購買から焼きそばパンが消えた。

焼きそばパン=パシりとなったのもこの作品のせいかもしれない。 そもそもあんな脂っこいもんうまくねえよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

57.6 7 不良で中学生なアニメランキング7位
探偵チームKZ事件ノート(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (63)
354人が棚に入れました
友だちや家族、また成績に、なやみやコンプレックスを感じている
小学6年生の立花彩。

あるとき、塾で出会った超・個性的な男子4人と「探偵チームKZ(カッズ)」を組むことに!!

個性豊かな「探偵チームKZ」が、事件にまきこまれ、時にぶつかり合いながらも、それぞれの特技、専門知識を使い、協力して、事件を解決にみちびきます!


声優・キャラクター
巽悠衣子、斉藤壮馬、寺島拓篤、西山宏太朗、市来光弘

52.8 8 不良で中学生なアニメランキング8位
いじめ 〜いけにえの教室〜(OAD)

2012年2月3日
★★★☆☆ 2.9 (32)
66人が棚に入れました
2012年『ちゃお』3月号・付録DVD「ちゃおちゃおTV!」に収録された。

私立星華女子学園に通う古城世良は、大会社の社長である父親の多額の寄付を背景に、生徒も先生も逆らえない女王様気取りで、ちょっと気に入らないだけで他の生徒を「生贄」と称し、全校生徒を巻き込む集団いじめを行っていた。

後輩の君島文香へのいじめを楽しんでいる最中に父親の会社が倒産したことで立場が一転。

世良はそれまでの恨みを全校生徒から買う形でいじめる側からいじめられる側へと転落してしまう。
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